4月24日[臨時休校が延長になりました。]

令和2年4月24日(金)

臨時休校が延長になりました。

 

昨日、群馬県知事より県立学校の臨時休校が5月末まで延長することが正式に発表されました。本校としても、その対応を現在進めています。GW終了までについては、すでに課題が出されていますが、それ以降については後ほど連絡します。また、5月に予定されていた行事等は全て変更になります。これも後ほど連絡します。

今週月曜日から、長高では職員の在宅勤務が始まりました。1/3ほどの先生しか職員室にはいませんので、閑散としており、三密(密閉・密集・密着)はほぼ解消しています。在宅勤務の先生を含め、先生方は課題準備、教材の選定等でいろいろにせわしく取り組んでいます。君たちの学習支援についての具体的な対策を練っていますので、楽しみにしていてください。なお、担任の先生が在宅勤務であっても、十分に対応できる体制を整えています。急な連絡が必要な場合は学校へ連絡してください。

さて、(電話による)面接第2弾!を予定しています。担当の先生方に近況の連絡と悩み相談事について率直に情報交換をしてください。また、学校と生徒間の情報ツールの準備をしていますので、連絡があったら、その登録をお願いします。

生徒諸君は自宅での生活がいよいよ長丁場になり、メンタル面と学習の遅れが心配です。自宅で和やかに生活しているでしょうか? 課題への取り組み状況はどうでしょうか? 心配は尽きませんが、気持ちをしっかりと持ち、新コロナウイルスによる自粛生活に打ち勝ってください。

 このような緊急事態の時こそ、新たな可能性のチャンスです。不要な外出はできませんが、時間が自由になる今、できることに主体的に挑戦しましょう。新型コロナウイルスが収束した後の新たな生活の糧にきっとなります。

 

4月22日[こんな時だからこそ、「秀麗」を!]

令和2年4月22日(水)

こんな時だからこそ、「秀麗」を!!

 

校庭の桜がまだ満開で、目を楽しませてくれています。ここ数日寒かったので、花も長くもっているようです。

さて、本来なら、今日は登校日のはずでした。始業式・入学式から早くも2週間が経ちます。新型コロナウイルスがなかなか収束に向かわず、外出制限で生徒はさぞ疲れていることでしょう。世間では、ストレスによる社会問題、特に、ウイルス感染した患者さんへの誹謗、中傷からはじまる差別問題が懸念されています。普段気にせず、普通に見過ごせるような場面でも、現在の非常事態ではちょっとしたきっかけでトラブルに発展することが多いのです。以前から皆さんに伝えているとおり、今こそ気持ちをしっかりと持ち、生活して欲しいです。

先日、NHKBSで、ドキュメンタリー番組「永平寺・禅の世界」を観ました。永平寺は、鎌倉時代の新興仏教である曹洞宗の大本山です。道元が開祖であることは中学校で勉強したでしょうか。以来800年の間、永平寺の僧侶は、今も信仰を守り修行を続けています。曹洞宗は只管打坐(しかんたざ)と言って、座禅を通じて悟りを開く宗派です。そこでの修行僧を雲水(うんすい)と言い、彼らは全国から志願して永平寺にて修行をするそうです。そこで、毎日超がつくくらいの規則的な生活を送っています。しかも、その修行を何年にもわたって続けている雲水もいるそうです。朝3時半(夏)に起床し、座禅、読経(お経を読むこと)で一日の大半を過ごします。その間に、掃除や食事(精進料理)が入り、夜9時には消灯です。一日の生活全てが修行であり、一般参拝者が訪れている時でさえ、黙々と修行を続けています。私も過去に訪れたことがありますが、20代の坊主姿の若者が黙々と行動する姿と、今時のチャラチャラした若者との差に驚きを感じました。

雲水はこの修行を通じて、自分をひたすら、ひたすら見つめ直すそうです。スマホやインターネット、テレビがないとういう、現代社会に生きる私たちにとっては、まるで隔絶された世界ですが、この修行を通じて、何事にも動じない心や、物事の本質が何かを見極めようとする心が身につくそうです。この修行をもっと手軽に体験できるのなら、私もやってみたいのですが...

今の非常事態に臨んで、私たちに必要なのはこのような心のあり方ではないでしょうか。校訓に「秀麗」があります。優れて美しい姿の意味です。ここでの姿とは、顔や体の形ではなく、心や立ち居振る舞いの美しさです。こんな時こそ、やさしい笑顔で周囲に接しましょう。諸君との再会で、すてきな笑顔を見られることを期待しています。

4月20日[気持ちを切らさない]

令和2年4月20日(月)

気持ちを切らさない

 生徒のみなさん、元気ですか?

過日、メール連絡網にて伝えたとおり、4月22日の登校日は中止となりました。友人との再会を楽しみにしていたと思いますが、職員も君たち全員がそろった元気な姿が見られず残念でなりません。先週、緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出をさらに控えるよう要請がありました。皆さんは生活に制限がかかり、ストレスがたまっていることと思います。が、新型コロナウイルスにかからない、拡散させない観点からその趣旨をよく理解し、日々の外出等の自粛、健康管理の徹底を実行してください。このような時こそ試される人間力。長高生の踏ん張りどころです。

 さて、2,3年生の1回目の面談が一部を除いてほぼ終わりました。特に3年生は進路実現に向けた具体的な話し合いができたことと思います。家庭待機中でも刻々と時間は過ぎていきます。社会人として来年4月からスタートするにあたり、様々な実力をつけなければなりません。今こそ受け身ではなく、積極的に日々の学習等に挑戦しましょう。

2,3年生には4月22日に配付を予定していた追加の課題等を自宅に郵送する予定です。学校からの課題が届いたら、速攻取りかかってください。全学年の生徒には資格試験についての案内が行われていると思います。時間に余裕のある今こそ、果敢に挑戦してください。試験には入念な準備が必要です。挑戦することで得られる成功体験と失敗から学べる自己の弱点補強。挑戦し努力する過程で新たな課題の発見や学びが必ずあります。時間を無駄にせず有意義な生活を続けてください。まずはGWまで頑張る!!

4月9日[3つの目標]

令和2年4月9日(木)

3つの目標

昨日2,3年生は始業式、新入生は入学式が無事行われました。新型コロナウイルスの影響下、その対策として縮小と簡略化して実施しました。

 午前の始業式では、久しぶりの再会を喜ぶ生徒たち。間隔を開けた椅子を挟んで元気に会話する姿が微笑ましかった。生徒の一人は「もう自宅待機は疲れた、ゲームも飽きた。」の言葉が印象的でした。今は辛抱の時です。そして、先生方も久しぶりの生徒との対面でテンション高め、教師も生徒とのコミュニケーションが楽しみなのです。生徒たちは11時前には放課となり、友人との再会を名残惜しそうに学校を後にして帰っていきました。午後は41名の新入生を迎えての入学式。厳粛の中で、全員マスク姿の印象深い入学式となりました。生徒の立ち居振る舞いや呼名の返事など、凜とした姿が素晴らしい。早く通常の学校生活が始まることを願って止みません。

 さて、昨日の始業式で生徒への3つの目標を伝えました。

1 長高から出された課題を着実にこなすこと。

2 健康管理を徹底する中で、自宅での役割を定め実行すること。

3 自分なりの課題を課し実行すること。読書を始め、活字に触れること。そして運動。

ご家庭でも、一日のネタ話に取り上げてください。

今、生徒が颯爽と校長室前の庭を通り過ぎ、生徒玄関に向かっています。先生との面接でしょうか。どんな話をするのか、ちょっと興味があります。