11月2日(水)[渋川特別支援学校交流学習 に行ってきました]

令和4年11月2日(水)配信
渋川特別支援学校交流学習 に行ってきました 

 


 令和4年10月26日(水)3年ぶりに渋川特別支援学校に訪問しました。青のジャージが長高生です。

 長野原高校の「ぐんまコミュニティーハイスクール事業」企画ですが、ここ2年間は新型コロナの影響で直接の訪問は控えていました。

 長高生13名が参加。皆初めての体験です。コミュニケーションとれるかが少しドキドキ。

 

  

 

 長高生は4班に分かれ、それぞれの班で渋特生と交流作業です。
私の心配は杞憂に終わり、積極的な渋特生と優しい長高生にびっくりです。

 「農耕園芸班」では、花の苗の手入れ作業。今年は天候がいまひとつだったようで、生育が遅れているそうです。

 

 

 

 

 渋特の先生が全体に丁寧に作業手順を説明しています。後は両校の共同作業となりました。普通科の本校生には新鮮な作業でしょう。

 カブのお土産をいただき、無事作業終了。

 

 

 

  

 

 こちらは「陶芸班」。粘土を成形し、皿をつくります。

 長高生はおそらく初めての体験ですが、渋特生は慣れた手つきで器用に作っていきます。途中長高生は渋特生にアドバイスをもらい、コミュニケーション。渋特生がとても元気に丁寧に接してくれます。

 

 

 

 

 完成品を拝見しました。美しい出来映えで使い勝手がよさそうです。

 裏には値札のシール。文化祭等で販売するそうです。

 授業が就労体験に直結していました。

 成形が終わると担当の先生のチェック、するどい突っ込みがありました。プロ意識を持たせているようです。これも社会の厳しさです。感心です。

 

 

 

 長高生は成形作業に加わりました。粘土をこねるのは楽しいでしょうね。その後は色付けと焼きがはいるのでしょう。

 釜から出した時のできあがりが楽しそうです。

 

 

 

 

 

 

 なんと、「紙工班」で「紙すき」をやっていました。かない高度な技術が必要とのこと。長高生もはまりました。話もせずのめり込んでいます。なかなかできない体験です。

 あとは「クラフト班」が手先を器用に使い活動していました。

 

 

 

 

 

 昼食は給食をいただきました。メニューは醤油ラーメン!今はラーメンが給食のメニューにあるのに驚き。焼きまんじゅうも出ました。

 うん十年ぶりの学校給食に感動しつつ、生徒もお替わりできて大満足のようです。

 
 午後は、全体で、渋特生の和太鼓、長高生の大型紙芝居をそれぞれ披露。そして最後は、互いの感謝の挨拶で終了しました。

 

 

 

 渋特生のお見送りが感動ものでした。

 いや~細やか! 渋特生と先生方のご配慮、ありがとうございました。また、来年も伺いたいです。

 障がいのある生徒との交流はこれからの共同社会には不可欠。多くの高校生がこのような体験を積み社会性を豊かにしてもらいたいと強く感じました。

 
 

 

11月1日(火)[創立70周年記念八ッ場ウォーク 吾妻渓谷!!]

令和4年11月1日(火)配信
創立70周年記念八ッ場ウォーク 吾妻渓谷!! 

 


 令和4年10月27日(木)晴天の中八ッ場ウォークを実施しました。

 今年は創立70周年記念行事として、吾妻渓谷の探索と保護者のみなさんといっしょに歩きました。

 JR岩島駅→吾妻渓谷→八ッ場ダム→JR長野原草津駅 の約13キロの行程。深まりゆく秋を探しにいざ渓谷へ。

 

 

 

 
 季節の移ろいが、冷たい空気と影の長さとなって長高生を包みました。

 ほぼ定刻通りに生徒は集合し、歩き始める準備をしています。第一の目標は完走。第二の目標は大自然に触れる中、友と楽しく過ごすこと。発見をすることでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 早朝からPTAのみなさんの協力を仰ぎ、水分の配付。保護者のみなさんありがとうございました。

 

 いつもは人通りの少ない岩島駅前ですが、今日は長高生で大賑わい。

 

 

 

 

 しばらくは国道145号沿いをてくてく歩きました。八ッ場ダム建設に伴い新造された巨大な高架橋の下をくぐり、吾妻渓谷へと続く旧道に分岐。ここまでは平坦で賑やかな歩き。

 長高生はおもいおもいの話に花を咲かせています。たわいない話にも笑顔と笑いが溢れます。まだまだ始まったばかりです。

 

 

 

 
 旧道に分岐した後は、交通量は激減し、生徒の話し声だけが聞こえます。

 今年は秋が遅いのでしょうか、昨年ほど色づいていません。

 

 風もない快晴の天気、歩いて行くとだんだんと暑くなってきました。

 

 

 

 

 

 多くの生徒が長野原草津口駅から長高まで徒歩通学、歩くのには慣れています。日頃の生活で脚力は鍛えられています。職員のほうが、足腰はヤワです。

 

 

 

 

 

 

 道路脇から見下ろすと、深く刻まれた吾妻渓谷が出現!

 

 上毛カルタの「耶馬溪しのぐ・・」の耶馬溪ってなに?のあるある質問の生徒の声が聞こえます。

 ちなみに、耶馬溪とは大分県の中津市に位置する日本を代表する渓谷。吾妻渓谷が耶馬溪をしのいでいるかは別として、群馬の生徒は上毛カルタが頭にたたき込まれていますので、吾妻渓谷と聞けば、自然と耶馬溪が口に出てきます。教育の力ってすごい。

 

 

 


 道路沿いの景色は、これからの序の口。以前は大型バスも通っていた道路が、今では行き止まりとなっているので、観光車両以外の交通は皆無。長高生の独占道路となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 猿の群れにも遭遇し、動物観察も体験。しかし、登校中でも今年は猿が出没したので、それほど珍しいことではありません。さすがに熊の遭遇は避けたいですが。

 生徒の中には、熊鈴をリュックに下げている生徒がいました。長野原の小学生の必需品となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 旧道から渓谷に下り、真っ赤な「鹿飛橋」を横断中。深い谷の橋からのぞく吾妻川は絶景です。

 トレッキングに近いアップダウンの道を注意して歩きます。途中、観光客とのすれ違いが多く、笑顔で挨拶。山登りの基本ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 上がったり下がったり、谷間のひんやりした空気の中を慎重に進みます。渓谷は深いので近寄ると、ぞっとします。

 

 

 

 

 

 

 

 

「紅葉台橋」を渡り、旧道にもどる上り坂に向かいます。
 ようやく見えてきた「八ッ場ダム」本体。

 近づくごとに巨大な建造物が迫ってきます。

 生徒からウォールマリアだとの声。進撃の巨人のことかと。ダムの高さは116mなので、巨人の壁50mの2倍の高さ。ちなみに群馬県庁は150mほど。

 近づくにつれ見上げる首が痛くなる。

 改めて、吾妻渓谷がダム湖に沈まなくてよかったと思いました。

 

 

 

 

 ここからダムの堰堤に上がります。が、しばしの休憩。ダム内のエレベータを使用しますが、一般の観光客を優先するため、1機のエレベータに乗るのは時間がかかります。

 それまで昼食はガマン。

 

 

 

 

 

 ダムの中をズンズン進んでいきます。エレベーターまでの移動でダムの厚さを実感します。中は意外と温かい。暖房が入っているのでしょうか?

 通過に10分ほどを要しました。

 

 観光客はお年寄りの方が多く、楽しい会話があちこちで。何を話しているか、聞き耳を立ててしまいます。「ゆずってくれてありがとう」と言われ、お年寄りとの交流はOKですね。

 

 

 

 

 

 堰堤からのぞき込むと、まだ生徒が下にいる。上がってくるのにまだ時間がかかりそう。

 学校周辺でこんな体験ができる学校は珍しい。本校ならではの企画でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 ようやく昼食にありつきました。生徒の弁当をチラ見。お母さんのかわいい手作り弁当! お母さん、朝早くからお疲れ様です。生徒はもりもり食べて、元気を復活させてます。

 生徒はお菓子が欠かせないようで、大量に持参したお菓子を配っている生徒から、お裾分けをもらいました。ありがと!

 

 

 

 

 

 

 

 いよいよ後半戦。午前中の快晴から曇り空に。遠くに「丸岩」が見えてきました。ゴールは近し。生徒はひたすら歩きます。1年生は先頭でゴミ拾いを展開、クリーン活動も充実です。

 

 

 

 

 

 

 

 眼鏡橋が見えてきました。

 予定より1時間ほど早くゴールとなりました。生徒、職員お疲れ様でした。明日は群馬県民の日、ゆっくり静養できるといいですね。

 

 

 

 

 

 今年の八ッ場ウォークも大成功でした。特に、一緒に歩いていただいた保護者のみなさん、ありがとうございました。 閉会式での保護者の挨拶で、「授業参観とは違う姿がみられてホントによかった」。狙い通りとなりました。

 こころに残りました。